最終的には一人で内観し、骨で立てる様になって頂きたいところです。
体操教室では二人一組になって練習していきます。
骨で立つ実践者は先ず自然に立ちます。
パートナーは相手の腿や膝などに手を触れて緊張を確認します。
自然に立った状態を確認すると、かなり色々な場所に力が入っていることが分かります。
パートナーは手の平で実践者の筋肉の緊張をモニターしながら、実践者は足の裏の意識を変えたり、骨盤の位置を変えたりします。
すると筋肉が緊張したり弛緩したりするので、緊張した部分や弛緩した部分を擦ったりタッピングしたりしながら声かけて、実践者に伝えます。
脚全体の緊張が抜ける姿勢を見つけ出します。
上手くいくとフワッと一瞬で腿やふくらはぎの緊張が抜けます。
この姿勢を覚えることで、骨で立つことが出来るようになります。
そうすることで筋肉は最低限の働きで良くなり痛みや凝りを予防出来るようになります。
感じる力が強まりますと様々な動作にも応用できるようになります。
無駄な力を抜いてカバンを持てたり、掃除をしたり、重たい扉を開けたりと様々なことに活用できます。
この骨で立つことの重要性は太極拳の稽古で気が付いたことなのですよね〜。
上手く人体の仕組みを活用することで、より楽に力強く動くことが出来ます。
書籍には最低限の筋肉についてふくらはぎと記載されていましたが、実際に行った感じでは腹圧のコントロールも重要となってきます。
所謂、体幹のインナーマッスルをコントロール出来ることが大切です。
これは背骨を整える座り方や正しい立ち方の最初の部分で練習していくところです。
ただ立つと言うことを内観するととても楽しいものですよ。
電車の待ち時間や友人との待ち合わせなど隙間時間を使って練習するととても充実した時間になるかと思います。