私は厨房で約20年仕事をしています。年齢と共に足腰が弱くなり、繰り返しする捻挫で足が変形して、正座も出来なくなりました。
専門の方にオーダーメイドの靴を何度もつくりなおしてもらいましたが、なかなか合う靴が出来ずに、「あなたの足は日によって形が変わるため合う靴を作ることは難しい」と言われました。
この足の痛みの為、厨房での立ち仕事は毎日が苦痛でした。 そんな時、「突発性難聴の治療を受けて改善した原先生の治療を受けてみたらどうか」と知人に紹介されました。
週1回の治療を受けるようになり、回数を重ねるごとに足の痛みも忘れるほどになり、また同時に体の方も軽くなり、朝スッキリと目覚めることができるようになりました。
朝、元気だと心も明るくなります。最近では何事にもアクティブに取り組めるようになり、とても嬉しく、感謝の日々です。
T.Uさんを初めて治療させて頂いたときには足の変形がひどく、「よく立ち仕事を続けられているなぁ、これではかなり辛いだろうに」と思いました。
他にも猫背の為か首や背中の緊張がひどかったのですが明るく振舞われており、強い方だと感じたことを思い出します。
初診のときの状態は、胸郭が狭まって肋骨の動きが制限されており、また股関節の硬さから骨盤の歪み、そして足の変形が強かった為、それらを同時に治療し、体のバランスを整えることが必要と考えました。
治療としては筋膜リリース、指圧を中心に動きの制限のある関節に対して関節モビリゼーションを併用しました。また、自宅で出来る簡単な体操をして頂く事により最近では小走りが出来るほどに改善されました。
とても印象的で私自身嬉しかったのは、治療の度に違った靴を履いてきてとても嬉しそうに見せて頂いたことです。ただ、段々、爪先の細い靴に変わってくるので、「それ以上細い靴は止めてください」と注意しちゃいましたが(笑)。