40年来の鼻づまり

ぎっくり腰で来院された患者さん

5日前にぎっくり腰になり何とか仕事は休まなかったものの、かなり辛かったとのこと

施術をしてギックリ腰の痛みが軽減された後に、頭蓋骨の調整を行なっていた時の興味深い出来事をお話します

まず来院された目的の主訴は「5日前のギックリ腰が日にちが経って楽にはなったが歩くと腰が痛いし寝返りも痛む…。それと右膝の上の筋肉が張っており押すと痛い」とのことでした

 

まず姿勢を観察すると腰を庇っているようで腰が伸びてない
背骨の状態を確認すると胸椎１２番と腰椎１番が鬼ズレ（とてもズレているということ）でした

 

うわ～痛そう…と思いつつ関節モビリゼーションを行うと思った以上にあっさりとアライメントが整いました

これだけ鬼ズレだと手ごわいことが多いのですが…

 

ちょっと動きを確認して貰うとさっきより動かしやすいとのこと
「しかしまだ痛む…」

 

当院では施術のはじめに脊柱を簡単に整えることで全身施術の反応が良い為、軽く脊柱の関節モビリゼーションをするようにしています

これだけで痛みがかなり軽減することも多いのですが、まだ下拵え的なものなので痛みが残っているのも「想定内」です！(￣▽￣)

 

次にベッドに仰向けになって頂き腹部指圧を行いました

ギックリ腰に影響を与えることの多い腸腰筋を狙ったのもありますが、メインの目的としては自律神経系へのアプローチ

 

その後、全身の歪みを整え、最後に頭蓋骨の調整に入りました

 

 

施術もいよいよ最終段階に入って、最後に座った状態での脊柱を確認しようと考えていたところ…

 

「顔触られて思ったのですが、小学生の頃から左の鼻が詰まって辛い…」とのこと

 

つい腰の症状ばかりを意識しておりましたが、ここで鼻づまりへのアプローチ

結果的には頬骨と上顎骨を触って鼻が通ったとのこと

一回の施術ではどの程度もつか分かりませんが、今まで改善されなかったものが変化してとても喜んでおられました

 

お家でできるセルフコンディショニングも指導して、最後に歩行や寝返りでの腰の痛みを確認

 

腰の方も痛みが取れたとのことで施術終了！

 

 

顔の骨って大事ですね～

ということを改めて体験した臨床例でした