はじめに
ここで説明する体操は、晴明堂に来院された患者さんに対して体の状態を判断したうえでお勧めしている方法である為、すべての方に適切なものとは限りません。自己責任のうえで行なってください。
このような方に体操を勧めています
など
スタートポジション
図のように肘と肩の高さがなるべく同じになるようにします。
背筋を伸ばした状態で、膝が直角になるような椅子に座って行ないます。
(立った状態で行なってもよいです。)
決して、無理せずに
痛みの無い範囲で行なってください。
ポーズ1
スタートポジションから
両腕の内側をくっつけるようにします。
この時、背中(肩甲骨の間)が伸びる感じがあるかと思います。
左の図では、肘が肩より低い位置にありますが、なるべく肩と同じ高さで行なうようにすると効果的です。
但し、体の硬さには個人差がありますので、無理をしない範囲で肘の高さを調節して下さい。
このポーズを1~3秒持続します。
呼吸は止めず、自然なままで行なってください。
軽く背中にストレッチ感があれば十分です。
ポーズ2
ポーズ1から
今度は胸を張るように腕を広げます。
肘は、なるべく肩の高さのままで、直角に曲げて行ないます。
(多くの方が肘が伸び、肩の高さより下がってしまうので、直角を意識し、高さに注意して下さい。)
もし、出来るようでしたら、手の平を外に向けるようにすると、より効果的です。
肩甲骨が寄った感覚と胸が伸びる感覚があれば、うまく出来ています。
このポーズを1~3秒
持続します。
呼吸は止めず、自然なままで行なって下さい。
ポーズ3
ポーズ2から図のように手の甲と甲を合わせて伸び~をする。
首から肩にかけて、ギュ-ッと縮むような感覚と肩甲骨の下(背中の下)辺りにストレッチ感を感じるかと思います。
感じなくても、痛みの無い範囲で行なっていればOKです。
このポーズも1~3秒持続させます。
呼吸は止めず、自然なままで行なって下さい。
上記のポーズ1からポーズ3までを繰り返します。
順序はポーズ1→ポーズ2→ポーズ3→ポーズ2→ポーズ1で一周です。
それぞれのポーズで1~3秒持続させますが、慣れるまでの間は、いきなり3秒と無理せずに行なってみてください。
回数は3~10周程度を目標に行なうと良いですが、10周行なうことは、見ため以上に辛いので、3~5周ぐらいから始めると良いかと思います。
1度、行なったら1時間以上空けることによって、1日に何度か行なっても良いですが、1度に10周より多くは行なうとかえって、痛めてしまうことがありますので、やり過ぎないように注意してください。
ポイント・注意点
(ポーズは3秒ぐらいまでで、長くて5秒で)