はじめに
ここで説明する体操は、晴明堂に来院された患者さんに対して体の状態を判断したうえでお勧めしている方法である為、すべての方に適切なものとは限りません。自己責任のうえで行なってください。
このような方に体操を勧めています
など
準備するもの
早速、やってみましょう!
まずは2枚のバスタオルを丸めて円柱を作ります。
体の硬い方や初めてこの体操を行なう方はキッチリと円にせず、楕円形になるように薄く丸めても良いです。
一つは背中に、もう一つは枕として使います。(バスタオルで作らなくても普通の枕で代用できます)
丁度、T(ティー)の字になるように床に置きます。
次に丸めたバスタオルを肩甲骨の間で背骨に重なるように置き、仰向けに寝転がります。
ベッドなど軟らかい物の上では効果が薄い為、畳や絨毯の上に寝転がるのが理想です。(床が固いようでしたら、薄めの布団やマットなどを利用すると良いでしょう。 )
寝転がった時に首が後ろにそっくり返ると首を痛めることがありますので、首がそって顎が浮かないように枕の高さを調節して下さい。
背中にバスタオルを入れたまま大きくバンザイをします。
(足は肩幅に広げて下さい。)
バンザイをした跡に1回深呼吸をするか大きく胸で息を吸いながらバンザイを行っても良いです。
深呼吸といっても無理に吸わず普段より大きめに息を吸って頂ければ良いです。
呼吸で肋骨を動かす意味がありますので、呼吸を大切にして下さい。
バンザイから手の甲が床に付くように大きく腕を広げ、滑らせながら下に降ろろしていきます。
腕の位置が真横に来たあたりで今度は手の平が床に付くように手を返します。
(分かりづらいようでしたら、ずっと手の甲だけを床に付けて、滑らしていってもよいです)
図3と図4の体操を5~10往復繰り返します。
(1度に沢山やらずに、一日に何度もやりたいようでしたら時間を空けてから行なってください)
上手く行なうコツとして、指先を少し遠くまで伸ばすようなつもりで行なうと良いでしょう。(ちょっと指先に力を入れる程度で、あまり無理に力をいれないよう注意して下さい。)
背中ストレッチ体操を行なう前に床の上にタオルも何も入れずに
仰向けになって、背中と床の密着具合を観察しておき、
体操後に、また背中と床との密着具合を観察してみると面白いですよ!
どうです?何か変化はありましたか?